豆知識
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トランス・コイルにおけるコアとは?種類を解説!
スイッチング電源のコイルやトランスに使われるコア(鉄芯)は、磁気回路部品に使用される非常に重要なパーツです。その主な役割は、磁束(磁気エネルギー)の通り道(磁路)を作り出すことです。コアがあることで、... -
トランス・コイルにおける電線(マグネット・ワイヤ)とは?
スイッチング電源におけるコイルやトランスは、電力変換やエネルギー伝達において非常に重要な役割を担う部品の一つです。これらの部品の主要な構成要素の一つが、巻き線として使用される電線は、一般的にマグネット... -
スイッチングトランスとは?
スイッチングトランスとは変圧器のことです。スイッチング電源において、1次側の電気エネルギーを一旦磁気エネルギ-に変換して、絶縁された2次側に送り、電気エネルギーに戻し伝達するという、非常に重要な部品で... -
トランス・コイルにおける絶縁の重要性
スイッチング電源のトランスやコイルにおいて、絶縁(Insulation)は非常に重要な要素です。電気回路が安全かつ安定に動作するために不可欠なものです。 絶縁とは 絶縁とは、電気を通さない物質(絶縁体... -
トランス・コイルにおける巻き線の役割
スイッチング電源において、コイルやトランスはエネルギー変換・伝達に重要な部品です。その性能や信頼性は、磁気回路に電線を巻き付ける「巻き線」によって大きく左右されます。コイルはインダクタンスを得るため、... -
【スイッチング電源の設計手順】安全性と品質を保証する実装、評価、最適化
スイッチング電源の安全性と信頼性を確保するためには、保護機能の実装が不可欠です。また、設計した回路が理論通りに機能するかを確認し、さらに性能を向上させるためには、回路図作成、シミュレーション、プリント... -
【スイッチング電源の設計手順】安定動作とノイズ対策の要点
スイッチング電源の設計は、単に部品を選んで回路を組むだけではありません。電源が安定して動作し、かつ外部機器に悪影響を与えず、自身もノイズによる誤動作を起こさないようにするには、フィードバック回路設計と... -
【スイッチング電源の設計手順】主要部品の選定と基板設計のポイント
スイッチング電源の設計において、要求仕様の確認と回路方式の選定は設計の方向性を決定する重要なステップです。本コラムでは、電源の効率、サイズ、コスト、そしてEMI特性に大きく影響するスイッチング周波数の... -
【スイッチング電源の設計手順】要求仕様の確認から回路方式選定
スイッチング電源の設計手順は、仕様に合わせて電源回路方式の選定、主要部品の最適化、保護回路の設定と段階的に進める必要があります。仕様に応じた回路選定を間違えると、言われている効率まで上がらないであった... -
高周波トランスの設計でよくある勘違い・ミス
高周波トランスは、スイッチング電源をはじめ、現代の電子機器に不可欠な部品です。その設計は一見単純に見えますが、実は多くの落とし穴が潜んでいます。もし設計を誤ると、性能不足、発熱、ノイズ増加、さらには製... -
スイッチング電源に使用されるコア材の種類と特徴
スイッチング電源に使われコア材とは、スイッチングトランスやチョークコイルに用いる磁性体材料となります。今回はスイッチング電源で主に使用されるコア材の種類とその特徴についてご紹介します。ぜひご覧ください... -
位相シフトフルブリッジ方式(フルブリッジ方式)の概略動作と特性
当記事では、絶縁タイプの位相シフトフルブリッジ方式(フルブリッジ方式)の概略動作と特性について解説します。 位相シフトフルブリッジ方式(フルブリッジ方式)の概略動作と特性 他の方式同様に制御用ICが起... -
プッシュプル方式の概略動作と特性
当記事では、絶縁タイプの回路方式:プッシュプル方式の概略動作と特性の概略動作と特性について解説します。 プッシュプル方式の概略動作と特性の回路動作 プッシュプル回路方式においては、DC(直流)出力のみ... -
高周波トランスの代表的な種類と役割
高周波トランスは、主にスイッチング電源やインバーター回路などで使用されるトランスで、発振周波数を上げることによって小型化ができる点を最大の特徴としております。本記事では、高周波トランスの種類、特徴から... -
カスタム電源の開発・設計の流れ
カスタム電源の開発・設計には、安全性や信頼性、そして要求される性能を満たすために専門知識と技術が必要とされます。本記事では、カスタム電源の開発・設計がどのような流れで進んでいくのかを、各工程における重... -
フォワード方式の概略動作と特性
当記事では、絶縁タイプの回路方式:フォワード方式の概略動作と特性の概略動作と特性について解説します。 フォワード方式の概略動作と特性の回路動作 フォワード方式もIC制御のため、入力投入時の起動について... -
LLC共振回路(ハーフブリッジ)方式の概略動作と特性
当記事では、絶縁タイプの回路方式:LLC共振回路(ハーフブリッジ)方式の概略動作と特性の概略動作と特性について解説します。 LLC共振回路(ハーフブリッジ)方式の概略動作と特性の回路動作 LLCの名称... -
トランス・コイルのコア材の種類と選定方法
磁性体粉末材料と一般的なコア名称について 次に示す材料名と一般的なコア名称との完全な一致を示すものではないため、コア名称を基にした場合、源材料は、多岐に渡ります。※特性や性質により、原材料を使い分けて... -
フライバック方式の概略動作と特性
当記事では、絶縁タイプの回路方式:フライバック方式の概略動作と特性について解説します。 フライバック方式の回路動作 フライバック方式においては、先にも記載したとおり制御用ICを用いる他励式が一般的とな... -
リンギング・チョーク・コンバータ方式(RCC方式)の概略動作と特性
当記事では、絶縁タイプの回路方式:リンギング・チョーク・コンバータ方式(RCC方式)の概略動作と特性について解説します。 リンギング・チョーク・コンバータ方式(RCC方式)の回路動作 RCC方式は、フ... -
カスタム電源開発・設計の基礎:効率・力率の考え方
カスタム電源の開発・設計において、効率と力率は重要な指標です。しかし、この二つは混同されやすく、それぞれの意味を正確に理解している方は少ないかもしれません。そこで、当記事では効率と力率の違いに焦点を当... -
トランスの低背化におけるポイント
トランスは、サーバー用電源や半導体制御装置など出力電力量が大きくなるほどサイズは大きくなります。しかしながら、昨今では電子機器類の急速な進化に伴い、小型化が求められるケースが非常に多いです。 このよう... -
PFC(力率改善)回路における主要部品の選定方法
力率改善回路とは、力率を1に近づけることを目的としています。これは、位相を0に近づける事で電圧と電流の位相差をなくし、皮相電力を有効電力に近づける事を意味します。また、高調波電流を抑制し、国際規格IE... -
トランスの電流密度による線径の決定のポイント
トランスの基本的な設計の流れは、仕様の確認からスイッチング選定、線径の設定や損失の算出と非常に多くのプロセスを経て製造されます。その中でも線径の決定は、トランスの性能(効率、発熱、電圧降下など)に直接... -
昇降圧回路(チョッパー)方式における主要部品の選定方法
昇降圧回路(チョッパー方式)とは、入力電圧範囲に対して出力電圧が、その間にあるものとなります。例として入力電圧範囲が、DC8V~DC26Vで出力電圧がDC15Vなどです。 入力の低い時、DC8V~DC... -
降圧回路(チョッパー)方式における主要部品の選定方法
電源回路の主要部品の選定において重要となる部分では、回路方式が存在致します。 ・非絶縁Type:ドロッパー方式/昇圧回路/降圧回路/昇降圧回路/極性反転回路/PFC(力率改善回路)・絶縁Type :R... -
昇圧回路(チョッパー)方式における主要部品の選定方法
電源回路の主要部品の選定において重要となる部分では、回路方式が存在致します。 ・非絶縁Type:ドロッパー方式/昇圧回路/降圧回路/昇降圧回路/極性反転回路/PFC(力率改善回路)・絶縁Type :R... -
ドロッパー方式における主要部品の選定方法
電源回路の主要部品の選定において重要となる部分では、回路方式が存在致します。 ・非絶縁Type:ドロッパー方式/昇圧回路/降圧回路/昇降圧回路/極性反転回路/PFC(力率改善回路)・絶縁Type :R... -
スイッチング電源のトランス設計における損失改善のポイント
スイッチング電源を低ノイズで高効率かつ小型化するためには、トランスの損失を考慮した設計が重要です。トランスは複数の部品で構成されており、発生する損失(ロス)は多岐にわたります。そこで、本記事では、トラ... -
安全性・信頼性を考慮したカスタム電源設計の勘所
民生用の電源とは異なり、インフラをはじめとする産業分野で使用されるスイッチング電源は、高い機能性だけでなく、確かな安全性と信頼性が厳しく要求されます。そこで、当記事では、産業用途のカスタム電源における... -
チョークコイルとは?その特徴とメリットについて解説
チョークコイルとは、主に直流や低周波交流回路において、特定の周波数範囲の信号をブロックまたはフィルタリングするために使用されるインダクタンス部品の一種です。 具体的には、コイル状にまかれた導線が磁場を... -
電源設計の基礎:スイッチング電源の回路方式
スイッチング電源とは、電力を効率的に変換するための電源装置です。その名の通り、高速でオン・オフを繰り返すスイッチ(トランジスタやMOSFETなど)を用いて電力を変換するため、「スイッチング方式」と呼ば... -
大電流リアクトル・コイルの特徴と種類
大電流リアクトルとは、インダクタンス(誘導性)を持つ装置で、電流や電圧の変動を制御するために使用されます。電力システムの安定化やフィルタリング、電圧制御などに役立ちます。当社では、その中でも電流が数十... -
プレーナー型トランスの特徴とメリット
主にサーバー用電源、大型産業機器、電気自動車用急速充電スタンド、溶接機、半導体製造装置など、出力電源量が大きい製品に対応するトランスは、トランスのサイズが大きくなります。しかし、プレーナー型トランスを... -
セミカスタム電源で開発費用・納期短縮を実現
セミカスタム電源とは? セミカスタム電源とは、標準電源に周辺回路を追加するなどして仕様や特性を変更した電源のことを指します。このセミカスタム電源は、「標準電源では求める機能を満たせないが、カスタム電源... -
ゲート抵抗によるスイッチングノイズ対策
電源におけるスイッチングノイズは、多かれ少なかれ、必ず発生するものです。基本的にはスイッチング周波数が高ければ高いほどノイズが出やすく、低いほどノイズは小さくなる傾向にあります。ただし、スイッチング電... -
トランスへのシールド追加によるスイッチングノイズ対策
電源におけるスイッチングノイズは、多かれ少なかれ、必ず発生するものです。基本的にはスイッチング周波数が高ければ高いほどノイズが出やすく、低いほどノイズは小さくなる傾向にあります。ただし、スイッチング電... -
パワーラインを考慮した配線によるスイッチングノイズ対策
1次側、平滑用電解コンデンサからトランス➨FET➨平滑用電解コンデンサへと流れるスイッチング電流ラインについては、ピーク電流の値に合わせ1A辺り1㎜幅のパターンで配線を行います。電源においては、アナロ... -
スイッチングノイズ対策を実現するスナバ回路
スナバ回路とは スナバ回路とは、主にスイッチング電源のトランス1次側巻線間に接続されているコンデンサや抵抗/ダイオードなどで構成されている回路のことです。スイッチング回路でスイッチング素子が常時ON/... -
巻き線構造の最適化によるスイッチングノイズ対策
電源におけるスイッチングノイズは、多かれ少なかれ、必ず発生するものです。基本的にはスイッチング周波数が高ければ高いほどノイズが出やすく、低いほどノイズは小さくなる傾向にあります。ただし、スイッチング電... -
ループ回路面積の最小化によるスイッチングノイズ対策
電源におけるスイッチングノイズは、多かれ少なかれ、必ず発生するものです。基本的にはスイッチング周波数が高ければ高いほどノイズが出やすく、低いほどノイズは小さくなる傾向にあります。ただし、スイッチング電... -
トランス・コイルの開発・設計の流れ
電源基板を設計・製造する上で欠かせないトランス・コイルの開発・設計には、多くのステップがあり、トランス・コイルの種類や容量に合わせて開発・設計を行う必要があります。今回は、トランス・コイルの開発・設計... -
カスタム電源・標準電源の違い
皆様は、カスタム電源と標準電源の違いについて、詳しくご存知ですか。「なんとなくイメージはついている…」という方は多いと思いますが、意外と知らない部分もあるのではないでしょうか。そこで、当記事ではカスタ... -
スイッチング電源の効率改善における5つのポイント
スイッチング電源において効率とは、入力電力に対する出力電力の割合を指し、効率が高い程スイッチング電源内部での発熱が少ないことを指します。反対に効率が低いと、発熱が多く、ヒートシンクの活用や素子の並列使... -
トランス・コイルの原理・代表的な種類
コイルは、針金や銅線などの導線を螺旋状に巻いた電子部品です。電気回路における素子として用いられるほか、ばねとしても利用されます。コイルの基本的な性質は、電流を流すと磁界が発生することです。また、磁界が...