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電源設計の豆知識

セミカスタム電源で開発費用・納期短縮を実現

セミカスタム電源とは?

セミカスタム電源とは、標準電源に周辺回路を追加するなどして仕様や特性を変更した電源のことを指します。このセミカスタム電源は、「標準電源では求める機能を満たせないが、カスタム電源ではコストが高くなりすぎる…」というケースで広く活用されています。つまり、セミカスタム電源は、フルカスタム電源の柔軟性と標準電源のコストメリットを兼ね備えた選択肢といえます。

セミカスタム電源で実現できること

では、具体的にカスタム電源の代わりに、このセミカスタム電源を活用することで、どんなことを実現できるのでしょうか。大きく2点に大別できます。

①開発費用を約50%~80%削減できる

セミカスタム電源を使用することで、開発費用を約50%~80%も削減することが可能です。標準電源を基にしているため、開発・設計コストが安価となるためです。もちろん、開発コストが低減されるだけでなく、量産時の電源単価もフルカスタム電源に比べて非常に安価となります。

②開発期間を約50%短縮できる

セミカスタム電源では、開発期間の大幅な短縮も実現できます。カスタム電源の場合、開発から納品までに通常8ヶ月かかるところを、セミカスタム電源では約4ヶ月で完了させることができます。これは、標準電源を基にしているため、電源設計、部品調達、製造、評価の各フェーズが迅速に進められるためです。

③量産期間・量産コストを削減できる

上述の通り、セミカスタム電源は、フルカスタム電源と比較すると、開発期間を短縮することができますが、もちろん量産期間の短縮にもつながります。また、当然のことながら、標準電源を基にしているため、量産コスト(電源単価)の削減も期待できます。

セミカスタム電源の開発実績

ちなみに、電源開発・設計ソリューションを運営するペックでは、幅広いセミカスタム電源の開発実績があります。その一部を下記にてご紹介します。

暖房機器用オンボード電源

セミカスタム電源で開発費用・納期短縮を実現 | 電源開発・設計ソリューション

こちらは、海外電源メーカーの標準ACアダプタの中身(オンボード)を使用したオンボード電源です。標準品のACアダプタの基板をそのまま使用するため、入出力の接続は、PINを挿入し、お客様の基板に実装しています。アダプタとしては、電気用品安全法を取得していますが、オンボードでの供給となるため、電気用品安全法は無効となりますが、準拠品として出荷しています。

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セミカスタム電源の開発・設計のことなら、電源開発・設計ソリューションにお任せください!

いかがでしたでしょうか。今回は、セミカスタム電源についてご紹介しました。電源開発・設計ソリューションを運営するペックでは、小ロットからカスタム電源の開発・設計を承っております。さらには、カスタム電源のみならず、セミカスタム電源開発・設計にも対応しています。お困りの案件がございましたら、お気軽にご相談ください。

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