セミカスタム電源 開発・設計
セミカスタム電源とは、標準電源に対し周辺回路を追加するなどして、仕様や特性を一部へこうした電源を指します。標準電源を元としたこのセミカスタム電源を活用することで、フルカスタム電源と比べ、①開発コストの削減、②開発期間の短縮 を実現することができます。
電源開発・設計ソリューションを運営するペックでは、フルカスタム電源のみならず、セミカスタム電源の開発・設計も行っています。お客様のご要望に合わせて、フルカスタム電源・セミカスタム電源・標準電源のどれが最適であるか判断し、ご提案を行っています。
「標準電源では、求める機能を満たせない…」
「カスタム電源だと、開発コストが高価になる…」
「とにかく急ぎで、電源を開発したい…」
などのお悩みをお持ちの皆様、是非当社にお任せください。セミカスタム電源でお客様のお困りごとを解決します。
セミカスタム電源 開発・設計サービスの特長
特長① 開発コスト・電源単価を低減に貢献 最大75%の開発コスト削減実績
回路を付加するなど標準電源の一部を変更するセミカスタム電源を活用することで、開発コストはもちろん、電源単価のコスト低減の効果を見込むことができます。
具体的に、フルカスタム電源からセミカスタム電源への変更により、開発コストが75%削減できた実績もあります。
特長② 開発期間の大幅な短縮を実現します
セミカスタム電源を活用することで、開発コスト・電源単価の低減のみならず、開発期間も大幅に短縮することが可能です。
実際に、フルカスタム電源からセミカスタム電源への変更により、開発期間を50%削減した事例もあります。
特長③ 求める機能に適したセミカスタム電源を開発します
カスタム電源はコスト的に厳しいが、既存の電源に「電流検出回路を付加したい…」「基板改良により新たな機能を付加したい…」なんてお悩みもあるのではないでしょうか。
電源開発・設計ソリューションでは、お客様の求める機能を満たしたセミカスタム電源を開発することが可能です。お気軽にご相談ください。
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