ショットキーバリアダイオード
ショットキーバリアダイオードは、金属と半導体の接合によって形成されるダイオードです。ショットキーバリアダイオードの主な特徴は、低い順方向電圧降下と高速スイッチング能力です。通常のPN接合ダイオードと比較して、順方向の電圧降下が小さいため、電力損失が少なく、効率的です。また、キャリアの再結合が不要なため、スイッチング速度が非常に速いです。
一方で、ショットキーバリアダイオードは、逆バイアス時のリーク電流が大きいというデメリットがあります。そのため、高温環境や高電圧を扱う電子機器に使用する際は、場合によっては、熱暴走モードにより破損に至る事もあるため入念に熱設計を行う必要があります。