擬似共振回路のターンONのタイミング改善によるスイッチング素子の効率改善
お客様の要望・課題
お客様より「電源ユニットの損失改善に頭を抱えている…」とご相談いただき、効率改善の依頼を承りました。当社にて電源解析を行い、対策案を模索しました。
提案内容・効果
解析の結果、擬似共振回路でのターンONのタイミングが、不連続モードの振動波形の谷間にセットされておらず、スイッチング素子の損失が増加していることが判明しました。そこで、制御ICの抵抗定数の変更及び、スナバ回路のコンデンサ容量の変更により、不連続モードの振動波形の谷間でターンONするように調整しました。 その結果、スイッチング素子の温度上昇が69.30deg➡31.25degに改善するなど、大幅な効率改善を実現しました。