無停電電源装置<UPS>
無停電電源装置(UPS)とは、停電や瞬時電圧低下など、商用電源における電源障害が発生した場合にも蓄電しておいた電力で一定時間電力を供給する装置です。UPSは、大きく分けて以下の3つの要素で構成されています。
- 整流器:交流電力を直流電力に変換するインバータ:直流電力を交流電力に変換する
- インバータ:直流電力を交流電力に変換する
- 蓄電池:電力を蓄えておく
通常時は、商用電源から供給される交流電力を整流器で直流電力に変換し、インバーターで交流電力に戻して負荷機器に供給します。停電などの電源障害が発生すると、整流器は商用電源から電力を受け取ることができなくなり、インバーターは蓄電池から供給される電力を使って負荷機器に電力を供給します。
UPSは、以下の用途に用いられています。
- パソコンやサーバーなどのIT機器
- 医療機器や通信機器などの重要な機器
- 産業用機械や制御機器
UPSは、電源障害から機器やデータを守るために重要な装置です。