クロスレギュレーション
クロスレギュレーションとは多出力スイッチング電源において、一つの出力が変動する事により、その他の出力が影響を受けて変動することを指します。クロスレギュレーションの主な原因はトランスの内部抵抗や巻線間静電容量、スナバ回路の跳ね上がり電圧などが挙げられます。
制御回路を設置することでクロスレギュレーションは簡単に抑制することが可能ですが、コストアップに繋がるため、現実的ではありません。そのため、一般的には巻線構造や回路設計の見直し、ダミー抵抗の設置等を行う事でクロスレギュレーションを抑えています。