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電源設計の豆知識

トランスへのシールド追加によるスイッチングノイズ対策

電源におけるスイッチングノイズは、多かれ少なかれ、必ず発生するものです。基本的にはスイッチング周波数が高ければ高いほどノイズが出やすく、低いほどノイズは小さくなる傾向にあります。ただし、スイッチング電源としての機能を満たすためには、電源効率など保った上で、伝導ノイズの規格内に収めるよう設計することが求められます。

スイッチングノイズを低減する方法には様々な方法が存在しますが、今回は「トランスへのシールド追加によるスイッチングノイズ対策」をお伝えします。

トランスのコアからノイズが発生する恐れがある

通常、トランスのコアから磁束の漏れによりノイズが発生します。特にギャップの大きいトランスはこの磁束の漏れが大きくなります。つまり、輻射ノイズが増大するのです。

トランスへシールドを設置し、ノイズを低減する

このようなケースでは、トランスへシールド(銅板)を設置し、磁束漏れ部を覆うことで、対策を行うことが可能です。ただし、シールドを設置することで、①電源単価の増大、②発熱悪化による効率の低下、③安全規格上の対策が必要(※縁面距離)、などのデメリットもありますので、注意が必要です。

トランスへのシールド追加によるスイッチングノイズ対策 | 電源開発・設計ソリューション

ちなみにシールドの追加のみでは、磁束漏れが吸収できないレベルのケースもあります。このような場合には、シールドへハーネスを搭載し、安定した電位に接地することによって対策を行うこともあります。

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いかがでしたでしょうか。今回は、「トランスへのシールド追加による スイッチングノイズ対策」をご紹介しました。電源開発・設計ソリューションを運営するペックでは、小ロットからカスタム電源の開発・設計を承っております。さらには、開発・設計のみならず、製造・評価まで一貫対応しており、これまで幅広いお客様のご要望を実現してまいりました。カスタム電源開発・設計に関するご依頼がございましたら、お気軽にご相談ください。

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